この一年間の成果 | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2021.03.22

    鴫原です。

    ひめさゆりに入社させていただき早いもので1年が経とうとしています。
    あっという間でもあり、しかし、長年いるかのような錯覚にもなっており、不思議な感覚です。
    入社してからの1年間の成果について振り返ってみると、何が自分の中でできるようになったか、最初はあまりぱっと思いつきませんでしたが、「あれもかな、これもかな」と様々なことが成果なのだと気づきました。

    特に大きなもの3つ挙げます。
    全3回に分けてお伝えしていければと思います。
    まず本日はこちら!

    ① 誘導ができるようになった!!
    ふり返るとこれは大きな成果です。
    全盲の方と接することなど今までなく、ひめさゆりに入社してから基本的なことはできるようになりました。
    歩行、車の乗降、食事、トイレ、周りの状況説明などなど。
    最初はどうしていいかもわからず、肩にも肘にも力が入って、誘導される側へも緊張が伝わり安心感を与えられていなかったのは事実です。腫れ物に触るような感じで、ビクビクしていました。
    また、周りの状況を瞬時に判断し、どんな状況かの説明をいかにわかりやすくできるか?
    ひめさゆりが大切にしている考え「相手の立場に立つ」ということ。言い換えれば、自分だったらどうされたいのか?を考えること。
    葛藤を持つことも多々ありました。

    ・自分は見えるし、見えない人の立場に立つってわからない…
    ・見えない人の立場に立って考えてみて、とは言うものの、誘導する立場になっても考えてよ、と思ってしまったり。
    そんな自己中心的な思いも沢山ありました。

    しかし、初めてのことだからできないのは当たり前。やっていないからそういう気持ちになってしまっていました。

    そして、擬似体験をしてみて気持ちが少し分かりました。食べ物が口に運べないこと。
    どんなドライビングが安心なのか。急ブレーキをかけられる時は咄嗟に身構えられないこと。

    当たり前と思っていたことでも、当たり前ではなく、
    ちょっと視点を変えるだけで自分の考えの幅が広がりました。

    どんな風にされたいのかの意見も聞き、自分だったらという事も考え、ハイハイからつかまり立ちに移行するかのように少しずつできるようにしていきました。

    今では、お皿に乗っているものが何時の場所にあるかの説明や、実際に触ってもらうために声をかける、ということもスムーズにできるようになりました。

    これからも、無意識レベルでできるように、一つ一つ磨いていきます。

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