約2ヶ月振りの再開 | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2023.01.06

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    皆さん、明けましておめでとうございます。昨年中は弊社のスタッフブログをご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。本年も、チームひめさゆり一同、皆さんに楽しんでいただけるブログを配信出来るよう、慈愛を最高発振していきますので、引き続きご愛読いただけますと幸いです(^^)。本年もどうぞ宜しくお願い致しますm(__)m。

    さて、まだ新型コロナウイルス感染が落ち着かないですが、今回は、施設入居されている患者さんのお話です。

    約2ヶ月前に、患者Yさんが入居している施設でクラスターが出てしまい、状況が落ち着くまで出入りができない状態になってしまいました。そしてようやくそれが解除され、今月からYさんの施術が出来るようになりました。本当に良かったです。

    ただ、新型コロナが流行ってから、外出はもちろん家族や人との接触を禁止され、施設で暮らす高齢者の心身の機能低下があることをメディアなどで聞き、現場に携わっている身として、すごく心を痛めていました。なので今回、Yさんの施設で2ヶ月という長い期間が経過し、Yさんの心身の状態がとても心配でした。

    昨日、2ヶ月振りにYさんを伺うと、最初のうちYさんは声を出さず、こちらから声を掛けやっと声を出してくださいました。挨拶の時は、Yさんの声が今までに無いほど力が無い声で、元気がありませんでした。Yさんはお話が好きな方で、2ヶ月前までは元気な声で話したり、いつも笑ったりしていたので、Yさんが別人のようで、心配していたことが的中してしまい、正直驚きと共にショックでした。

    施術をしながら会話を始めると、人と会話をすることがかなり久し振りだったようで、声の出は張りがなかったですが、徐々に声量も出てきて、段々元気になってきました。Yさんは以前から、自分が住んでいた辺りを見に行きたいと言っていたので、達ちゃんが撮影した、かつてYさんが住んでいた辺りの動画を見てもらうと、とても懐かしそうにすごく喜ばれていました。

    そこから思わぬ思い出話が飛び出しました。私たちは初めて聞くお話でしたが、Yさんはその当時を懐かしみ、とても楽しそうに話しをしていました。なので、またYさんが笑顔になってくれたことが心から嬉しかったです(^^)。

    会話の中でYさんは、「クラスターが発生してから部屋から一歩も出られず、食事は各自の部屋で摂っていた。2ヶ月振りに解除になったら、それまで元気だった人が車椅子になっていた。そういう人が何人か居て、みんな元気が無くなっていた。」と話してくれました。

    また、Yさんは機能訓練もしているのですが、「コロナクラスターが落ち着くまでの間、部屋から一歩も出られない状態だった。ボケていられないから運動は続けていた。」とも話してくださいました。しかし、2ヶ月前より筋力は落ちた感じがしました。

    施術と機能訓練を行い、終了後Yさんは、「こんなに話が出来て笑ったのは、前におたくらに会って以来だ(^^)」と、笑い声を挙げて笑顔になっていました。本当に良かったです。

    今回Yさんの事象に接し、私たちが出来る最善の慈愛を尽くしたい!Yさんの心身の低下が一日も早く改善して、また元気な笑い声で沢山笑ってもらえるように、Yさんの健康寿命を延ばすお手伝いに尽力しよう!と強く思いました。

    また、このご時世で、他にも訪問マッサージや機能訓練を必要としている方々がいたら、一日も早く皆さんの力になりたい!と改めて強く思いました。

    今は、誰もが願っていることと思いますが、私たちも、新型コロナウイルスの一日も早い終息と、心身ともに健康な普通の生活が一日も早く戻りますように心から願い祈念します…。そして、介護福祉従事者の皆様方の日々のご尽力に、心から感謝します。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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