大切な人を思う心 | ひめさゆり訪問マッサージ

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  • ブログ2022.01.21

    施術部の伊藤です。いつもスタッフブログをお読みいただきありがとうございます。

    80代女性のYさんが、昨年腰部脊柱管狭窄症の診断を受け、足が痺れて痛み、力が入らず、転倒が増えて歩くことができないという連絡を受けました。歩行状態は、歩行器を使わないと家の中も歩けなくなっているとのことで、マッサージを受けたいとの依頼を受け、昨日、無料体験マッサージに伺いました。

    ご自宅に到着すると、部屋へ案内されました。お部屋にはYさんと旦那さん、そしてもうお二人いました。私は見えないのでYさんご夫妻との関係性は分かりませんでしたが、きっと息子さんか娘さんご夫婦なのかなと思いました。

    Yさんの旦那さんは介護認定を受けていて、室内でも杖を使用して歩いていました。息子さん(娘さん)ご夫妻は、体が思うように動かせないYさん達の代わりに、私たちがマッサージをするのにベッドがいいのか、床に長座布団を敷くのがいいのかを確認してくれて、ベッドでも大丈夫な旨を伝えると、私たちをベッドの場所まで案内してくださいました。また、保険証などの必用な物の気遣いをしてくださったり、私たちの説明にも真剣に聞いてくださっていました。Yさんのマッサージをするためベッドに移動する時は、一緒に着いてきてくださったり、Yさんご夫妻を大切に思う心がとてもよく伝わってきて、とても感動しました。体験施術が終わった後は、私の腕を取って誘導してくださり、その優しさがとても嬉しかったです。慈愛が素晴らしいなぁと、またまた感動しました。

    Yさんはマッサージを喜んでくださり、治療の継続を決めてくださったので、その詳細なお話を進めている時に、旦那さんが「俺は役に立たないから何も出来ねえけど、婆さんを一人には出来ないから、一緒にいてやんねえとなんねえばい。(一緒にいてあげなきゃならないからねぇ)」と、奥さんを大切に思う心情を話してくれました。

    今回もまた、奥さんを大切に思う旦那さんの心と、Yさんご夫妻を大切に思うご夫婦の心に触れ、皆さんの慈愛に応えて、Yさんと皆さんの喜び笑顔が増えるように、私も慈愛の心を尽くしていくぞ!と改めて思いました。

    こうして慈愛の学びをいただける事は本当に有り難いです。この有り難さに感謝し、患者さんたちがより元気に長生きしてくださるように、これからも皆さんの想いに応え、ご縁ある大切な方々の心身の健康寿命増進に最善を尽くしていきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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