ブログ | ひめさゆり訪問マッサージ | 郡山市 訪問マッサージ リハビリ 介護

記事一覧

2021.05
  • ブログ2021.05.13

    院長の鈴木です。みなさんいつもホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。

    現在ひめさゆり訪問マッサージでは、新しいプロジェクトを企画しています。詳細は後日お伝えしますが、夢と希望を抱いて前に一歩一歩進んでいける、そんな未来を明るくできるワクワクプロジェクトを進めています。

    毎日、新聞やテレビでは、決して前向きとは言えない話題が多く、それでなくとも心が疲れている状態なのに、追い打ちをかけるような話題ばかりですね。だからといってたった一度きりの人生を無駄にすることはできないと感じています。こんな時代だからこそ、自分の人生と深く向き合い、今できる最善を生き、一日一日を満足できるものにしていく考え方、そして一歩踏み出す勇気が大切だと考えます。

    でも、どうしてもモヤモヤしてしまうことだってありますよね。だった人間ですもの、致し方無いことでもあります。

    だからこそ、ひめさゆり訪問マッサージでは、今回のプロジェクトをとおして、少しでも生きる勇気、明日への希望、志といった前向きな人生を歩むお手伝いができればと思っています。

    チームひめさゆりは前に進み続けます。それは、縁ある一人ひとりの命、一つひとつの命の尊厳を守るという使命があるからです。

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  • ブログ2021.05.12

    施術部の伊藤です。
    GW期間に、盲学校時代に寄宿舎で大変お世話になったU先生のことを久し振りに思い出しました。卒業後に数回連絡を取っていたのですが、その時に肺癌の治療をすると聞いてショックだったのを思い出します。U先生は治療にも関係していたようで、私が卒業した後、しばらくして寄宿舎を退職されました。手術後に一度連絡を取って、その時はお元気だったので安心しましたが、ここ数年は連絡を取っていなかったため、その後お元気かどうか、体の状態もとても気になっていたので、この機会に思い切って電話をしてみることにしました。

    ちょっとドキドキして待っていると、U先生が電話に出てくださいました。

    「良かった!声がとてもお元気そう。」

    先生も「寄宿舎にいた時に戻ったみたい」と、とても喜んでくださいました。お互いの近況を話し、とても有意義な時間を過ごすことができました。

    しかし電話を切った後、U先生が「転ばないように気をつけて歩いている」と言っていたのが気になりました。
    実際、今の仕事で、患者さんに転倒予防のための機能訓練運動をしているのですが、担当の90代の患者さんが、今年の3月下旬に外出先で転倒して骨折をしてしまい、その後も辛そうな状況を目の当たりにしていたので、転倒に関しては余計気になりました。U先生は前期高齢者の年齢になります。90代ではありませんがご高齢であることには変わりありません。転倒してからでは手遅れになってしまうので、そうならないように事前対応が大切になります。転倒予防のための運動を伝えたいと思い、もう一度電話を掛け直しました。

    私の想いを話すと、先生自身が望んでいたことだったので、実際に体を動かしながら聞いてくださり、メモまで取ってくださいました。一通りの運動の仕方を伝え終わると、先生は「自分でも自己流で体操とかストレッチはやっていたけど、ちゃんと教わると、自己流ではやっぱり違ってたんだなと思います。周りに教えたい人が沢山いる(笑)。」と言っていました(笑)。

    大切な人の健康を守りたいと即行動出来たのは、ひめさゆりの企業理念である「慈愛の追求」を毎朝唱和し、患者さんとご家族の皆さんに、施術者として如何にお役立ちの存在になるか、如何に皆さんに貢献するかを確認していること。そして、院長に指導していただいた機能訓練の運動を患者さんの元で行うことで、実際筋力が上がってADLが向上した患者さんを見ていること。また、先に挙げた患者さんのように、機能訓練を行なって気をつけていても、いつどうなるか分からないことを、患者さんを通して教えていただいていること。

    上記のように、ひめさゆりで沢山の学びを頂いています。そして、患者さんとご家族の皆さんと接することで、大切な人を大切にしたいという想いが強くなりました。これも支えていただいている全ての縁ある皆さんのおかげです。
    患者さんやご家族の皆さんの心身の健康を支援するだけでなく、ご縁を頂ける大切な人たちのお役に立てるように、これからも自己研鑽していきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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  • ブログ2021.05.11

    ドライバー部門の田村です。

    先日、Mさんのお宅で施術に同席した時の話です。グリコの巨大キャラメルや美味しく珍しいお菓子等で、いつもおもてなして下さいます。今回も旬のかしわ餅をご馳走になりました。いつも本当にあたりがとうございます。

    また、その時々に話して下さるお話しが、人生の大先輩としての経験からくるもので、生きる上で大切な在り方を学ばせていただいています。

    今回は、部屋の上の方に「春風以接人」と書いてある額縁を指差しながら、「あの言葉何て読むか分かるかい、そしてその反対の言葉分かるかい?」と聞かれました。更にその意味する内容を分かりやすく教えてくださいました。

    ・春風接人(しゅんぷうせつじん)、秋霜自粛(しゅうそうじしゅく)
    ・「春風のようにさわやかに温かく他人に接し、自分には秋の霜のように厳しく慎みの心を持つ。」

    という意味なのですが、自分は人と接する時に春風の様ななごやかさ、優しさで行動して居るだろうか? 全くと言って良いくらい考えていなかったと思いました。また秋霜が出来る寒い時期のように、自分の考えや行動を厳しく律しているだろうか?
    この事に関しても、ついついあまり考えもせず、事なかれ主義を通していて、自分の事は棚上げして甘やかしていたな…と反省しました。今一度自分の考え方や行動を改めて、人と接する時の心構えを見直す気付きを教えて頂きました。自分磨きの始まりです。

    こうして、何歳になっても学ばせてもらえること、そして、学ばせてもらえる環境に身を置いていることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。今回学んだ言葉を胸に、プロのドライバーとして気を引き締めて、安全、安心、迅速を届けられるよう職務を全うしていきます。

    最後までお読み下さりありがとうございました。

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  • ブログ2021.05.10

    皆さんこんにちは。鴫原です。
    いつもご覧くださり、ありがとうございます!

    とある患者さんYさんとの会話で、学校の話がでて、その時に素敵な言葉をいただきました。

    「教育は誰もとっ返さない(教育は誰もとり返さない)」

    です。

    確かにと思いました。
    モノではないので、自分が学んできた事は誰も奪えません。自分の血肉となっているから、もう、一生自分の財産です。

    大学を卒業させてもらっている身としては、ありがたい言葉でした。

    患者さんの年代の方たちは受けたくても、受けられない状況の方たちが多かったと思います。
    Yさんも、「教育受けられていがったない(教育受けられてよかったね)」と仰っており、
    謙遜しながら色々とお話して下さいました。

    学力だけが教育ではなく、人生の大先輩からそのような言葉を頂ける事、それ自体が教育なのだと思います。

    相手のことを思いやれることや考える力、想像力、ひいては人間力を高めていく事、それが教育の本質かと思えた出来事でした。

    Yさんに感謝です。

    これからも、皆さんから学び、実践して人間力を高めていければと思います。

    最後まで読んでいただきありがとうございます。

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  • ブログ2021.05.08

    施術部の伊藤です。
    GWの連休が明けたばかりの5月6日、認知症があり施設入所しているMさんの訪問マッサージに行きました。Mさんは去年の4月半ばぐらいまでは話が出来ていたのですが、コロナの感染拡大で施設への面会制限が掛かり、私たちも施術に入れなくなった期間が約2ヶ月ありました。ようやく再開しMさんに話し掛けると、頷く反応はあるのですが話をしなくなってしまいました。入社したばかりの頃、院長から「認知症の方は特徴としてエピソード記憶が消えてしまうけど、言われていることは分かっているから、どうせもう分からないから話さないではなく、普通に話していくことが大切だよ。」と教わっていたので、Mさんの反応はありませんでしたが、今までのように普段通り話し掛けることを続けてきました。

    そして今回の訪問、いつものように接しながら右腕の施術を始めた時です。サポートで入ってくれている達ちゃんに向かって、突然Mさんがモゴモゴと何か話し出したのです。「分かんね…。誰だか分かんねぇ。」と、大きな声ではっきりしゃべったのです。達ちゃんはMさんの声を聞いたのが初めてだったので、驚きながらも自己紹介をすると、Mさんは納得した様子でした。
    約一年振りにはっきりとしゃべったので、私は驚いて「Mさん!声出たね!」と言うと、すぐ「はいっ」と応えてくれて、私はビックリと嬉しさで、「Mさん!久し振りに声が聞けて嬉しい!!」と思わず言ったら、Mさんは「嬉しい♪、嬉しい♪、嬉しいよ♪」と、節を付けたように応えてくれたのです。嬉しくて、その後も「Mさん、嬉しい!ありがとう!」と言うと、「はいよ」と答えてくださり、そんなやり取りが数回続きました。それだけではなく、右肩の関節可動域訓練の際、「Mさん、肩痛くないですか?」と確認すると、「肩、堅い。」と応えてくれました。

    施術が終わり「次は明日来ます。」と伝えると、「明日ない(明日ね)。」と返事をしてくれました。この日は顔色も良かったようで、退室してから施設のスタッフさんに状況を報告すると、「そうなんです、マッサージのお陰か最近話しをしたり歌を歌ったりしているようです。」とお話がありました。入社当初、毎回院長と一緒に入らせてもらい、院長との会話のやり取りを見学させてもらっていた時に、私もMさんの歌を聴いていたので、「また歌えるようになったのかぁ…」と、スタッフさんの話がすごく嬉しかったです。

    院長から引き継ぎ、私がMさんを担当させてもらうようになってから、ちゃんと会話が出来たのは今回が初めてだったので、約1年振りにMさんの声が聞けて、しかもちゃんと会話が成り立つコミュニケーションが出来たことが最高に嬉しかったです。本当に感動でした。

    翌日の訪問、患者さんの心身の状態は日々変わるので、Mさんがまたしゃべってくれるかどうか分からなかったのですが、一縷の望みを持って居室に伺うと、案の定いつも通りのMさんに戻っていました。しかし、達ちゃんの話では、私が「またMさんの歌を聴けるのを楽しみにしています。」と声掛けした時だけ顔を少し動かしてくれたそうです。やっぱりちゃんと分かっているんだなと思いました。

    Mさんは現在98歳。長生きしてくれて本当に感謝です。そして、人としての尊厳を守る大切なことを教えていただきありがとうございます。これからも慈愛を持って、誠実・真心を尽くす支援をさせていただきます。

    大切な時間を使い、最後まで読んでくださる皆さん、いつも本当にありがとうございます。

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